先週、ペン型可視光フォルトロケータ、光時間領域反射率計 (OTDR) の使用効果について紹介しましたが、今日はKIP-600v光ファイバ端面検査機の使用効果をテストしたいと思います。
皆さんに製品の内容を理解してもらうために、以下のような三つの方面からテストします。
1、製品の外観と機能
2、実際のファイバー検査
3、端面の汚れが光信号の伝送に与える影響
KIP-600v光ファイバ端面検査機は、小型軽量なハンドヘルド型のため快適な操作が可能です。また、3.5インチの大画面ディスプレイ搭載で検出した端面の汚れが鮮明に見えるだけでなく、視覚疲労を避けるために画面の明るさ、鮮明さを調整することができます。80°回転可能なメタル製スタンド付きで、角度の自由調整が実現され、画面を見るにモニターをは手で持つ必要があくなったため、安定性と利便性が向上します。(良い動作環境に適しています。)
KIP-600v光ファイバ端面検査器は、400倍の観察倍率で(実際の操作では、画面が鮮明になるまで焦点を調整する必要があります。)、1μm以下の高精度を実現します。運送や使用による偶発的な損傷を避けるために、取り外し可能な保護用シリコーンケースが特別に設計されています。長時間の屋外動作では、電池切れになりやすいですが、KIP-600v端面検査器には4000mAhの大容量リチウム電池が搭載されており、20時間の長時間動作が可能なので、安心に使用できます。
また、この端面検査機は、適用範囲が広く、SC、FC、ST、LCインターフェースだけでなく、SCメス、LCメスにも対応できます。(実際の検査は以下の図をご覧ください。)測定データの記録を容易にするために、外部拡張のTFカードにも対応し、またこれからの検出やデータの統計のために、USBカードリーダーを通じてコンピュータに保存しすることができます。
【ご注意:LCインターフェース、SC、LCメスの検査には、プローブヘッドを交換する必要があります。】
製品の外観と機能を紹介した後、実際動作の説明を始めましょう。
実際の作業環境に近づけるために、我々はわざと、光ケーブルハンドオーバーボックスを対象に、フィールドテストを行いました。
まずは、SC、FC、ST、LCインターフェイス(以下の図)を検査したところ、端面が信じられないほど汚れていることがわかりました......ほこり、汗、衣類による傷など肉眼で見えない汚れが多く付着しています。それは、光信号の伝送に大きな悪影響を与えます。(検査時、画面はあまり鮮明ではない場合、画面が鮮明になるまでフォーカホイールを回転する必要があります。)
その後、SCメスとLCメスを検査したところ、同じ程度の「汚れ」が見えました。 その主な原因は、光ファイバ工事での不十分な操作にあります。 そのため、光ファイバー工事では、光ファイバー端面のクリーニングが欠かせないことです。では、光ファイバーのクリーニング方法をご紹介します。
光ファイバーの端面はどのように清掃すればよいですか? 実はシンプルです。 SCインターフェースのクリーニングを例に挙げてみましょう(他の端面やメスコネクターも同様)。 KomShineの光ファイバークリーニングキューブを使えば、上から下へ数回移動させるだけで端面をきれいにすることができます。(これはマッチ箱の使い方と同じですね)
KCC-550光ファイバークリーナーでは、光ファイバーの先端をクリーニングテープに押し付け、数回に移動させるだけで、光ファイバーのクリーニングが終了します。(再度のクリーニングをする場合は、レバーを押すと、新しい清掃布が現れます。)KCC-600光ファイバークリーナーは、巻き取りリールを巻き上げることで新しい清掃面を調整するところ以外は、同じクリーニング方法です。
ペン型光ファイバークリーナでは、クリーナを軽く検査対象のインターフェイスに挿入し、内側に押してから、カチッと音が鳴ったら、クリーニングが終了します。より簡単な操作です。
その後、kip-600v端面検査機を使用して、その清掃効果を確認しました。 SCインターフェースを検査したところ、端面に残っていたホコリや汗などの汚れがなくなりました。 清掃用製品は清掃効果が抜群で、実際の動作ではファイバの清掃とテストに欠かせないものです。
実際の工事現場では、時間と手間を省くために、ファイバー端面のテストやクリーニングをしないで、光信号の伝送がスムーズでトラブルがなければ良いという大間違いの考えを持っている人が多いです。ファイバーの端面に肉眼で見えない汚れが多く付着していると、光信号伝送の効率が低下するだけでなく、メンテナンスやアップグレードにも悪影響を及ぼします。 第一線のエンジニアにとっては、端面検査機とファイバー洗浄用製品がツールキットの必須です。
さて、KIP-600vファイバー端面検査機の実際使用のテストはここで終わりました。またお会いするのを楽しみにしています。
【注:上記の製品データは、komshine実験室の20度の環境でで得られたものです。】